【短歌】「釣れないねえ」太公望ら悠々と釣り糸垂らす金曜の午後【釣り堀】

短歌

いつもの多摩川散歩コースでの一コマです。

初老の男性たち(に遠目から見える人たち)が一定間隔で座り、悠々と釣り糸を垂らしています。
スマホゲーなどしながら5分ほどみていたのですが、誰も釣竿を引き上げる様子はなく、魚はかかっていないようです。

こういう静かな時間、何かしているようでしていないような時間って、すごく憧れます。

目的なく、ぼんやりと雲が流れていくのをみながら、一応の目的として釣りをしているという…休日や、予定のない日の過ごし方としてはこれ以上ない贅沢です。



「平日の午後」と読むこともできたのですが、あえて曜日を入れました。
週末前の平日である金曜日ということで、ちょっとそわそわするような曜日にゆったりと時間を過ごしているギャップを歌の中で詠んでみたいと考えたからです。

また、上の句で「太公望ら」としたのは、マンガ『封神演義』の影響です。第1話は、太公望が餌もつけない釣り糸を池に垂らして悠々と時間を過ごしているところから始まります。
釣れるか釣れないかは二の次にしているような彼らの雰囲気が作中の太公望と重なり、歌の中であえて固有名詞を使ってみました。

のんびりとしている雰囲気を歌に詠んでみましたが、インスピレーション系でパッと作ったというよりもいろいろ言葉やその順番を試行錯誤して作った理詰め系の歌だったりします。
最近の中では、自己評価的にそこそこ手応えを感じられた詠草になりました。

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