【短歌】橋桁を震わす音に包まれてファンタグレープ探すけど ない【ファンタグレープ】

短歌

こんにちは、taicchanです。

2021年春より短歌を始めたビギナー歌人です。
ずっと「定型を守る」ことだけを意識して1年間約750首の短歌を作ってきました。

この記事では、そんなビギナー歌人のtaicchanが日課として一日一首ペースでInstagramへ投稿している自作短歌を解説します。

僕と同じように短歌ビギナーの方にとって、創作のヒントになったら嬉しいです。



幼少期から鉄道が好きで、「〇〇鉄」というほどではないのですが旅といえば鉄道で行きたいなあと考えたり、特定の車両を見たりすると気持ちが上がったりするタイプです。

昨日の散歩から耳にイヤフォンをつけずノーミュージックウォーキングにしたのですが、その結果周りの音が今まで以上に入ってくるようになり、少し離れた陸橋を越えていく電車の走行音もはっきり耳に届くようになりました。
橋桁をガタンゴトンと走る電車が立てる音、結構好物です。

そんな好きな風景を歌にしたいなあと思い、上の句はすんなりと原型が出来上がりました。
「橋桁」や「震わせ」など、は行の言葉が多いことから最初は句頭をは行でいこうかと考え、

橋桁を震わす音が放り込むファンタグレープ弾けない午後

としてみました。
ちょうど多摩川高架橋の近くにコカコーラの自販機があったので、「ファンタグレープっては行じゃん」と思い選んでみたのですが、しっくり来ず。
午後に放り込まれるという表現がJ-Pop的ではあるかなと思ったんですが、手応えが今ひとつでした。
「は行で句頭を始める」というテクニックに固執すると、「手段と目的を履き違えるジレンマ」に陥りそうだなと感じ、もうちょっと柔らかく歌を考えたいなと考えました。

この歌は散歩中に作ったので、そのまま歩きながら推敲してみました。
すると、最初に見た自販機もその後通り過ぎていく自販機も、ファンタグレープを置いていない自販機ばかりだということに気がつきました。

歌えるほどファンタグレープがない。
逆にこれ、歌にできないかな。
そう思って出来た下の句が「ファンタグレープ探すけど ない」です。

「探すけど」と「ない」の間の空白は、一拍つけることで結構探しているんだということを表現してみたつもりです。

なお一箇所だけファンタグレープを置いている自販機があったのですが、そこにはコカコーラはおいていませんでした。
なんでだい。



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