【日常】映画を見た後に原作を読んで、夏油傑に感情移入した話【呪術廻戦】

日常

こんにちは、taicchanです。

アニメ・マンガをライトに楽しむ30代のリーマンです。
新しくて流行っているものより、好きになった自分のスタンダードを繰り返しスルメのように楽しむ性格で、ロボットアニメ「勇者シリーズ」や「るろうに剣心」、「名探偵コナン」なんかが好きです。

そんな僕が、昨今の超人気作「呪術廻戦0」を観てきた感想を書きます。

映画のストーリー自体に対するネタバレは極力しない方向で書きますが、内容上触れざるを得ない点があるのとその内容が映画でもアニメでも触れられていない、原作のネタバレに抵触します。
もしネタバレを気にされる方がいらしたら、すぐにウィンドウ・タブを閉じるなり、ブラウザバックするなり防衛策をお願いします。



理想的とはいえない観劇環境

僕が「呪術廻戦0」を観たのは、渋谷のTOHOシネマズです。

TOHOシネマズ 渋谷| TOHOシネマズ
「TOHOシネマズ 渋谷」の上映スケジュールです。

この冬は「呪術廻戦0」のほかに、「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」や「キングスマン ファースト・エージェント」など観たい作品が目白押しです。
そんな中で「呪術廻戦0」を選んだ理由は、その2作と比べて上映時間が短いからでした。

元々渋谷で予定があったのでそれまでの時間を潰したかったのと、ちょうど東京の感染者数の千の位が変わりそうな時期だったので、一つのところにあまり長く留まらない方がいいかなと考えていたのです。

率直に言って、環境的には非常に悪かったです。

人気作に加えてTOHOシネマズデーだったこともあり観客数が多く、映画館は入場待ちの列の時点で密が発生していました。
入場待ちの列では間隔をあけるよう館内アナウンスが流れ続ける一方、後ろのカップルから「もっと前に詰めてくださいよ」と言われ、入場する頃にはテンションがガタ落ち。
加えて、まん延防止等重点措置が発令される前ということで席間隔は詰められており、館内は完全な二密状況でした(換気は行われているので、三密ではなく二密)。

そして何より最悪だったのが、臨席ガチャがダメダメだったこと
隣に座っていたのは20代の女性だったのですが、この方が上映中何度もスマホを確認していました。
流石に3回目には自分の膝を叩き、舌打ちをして注意をしたのですが…いるんですね、上映前にあれだけ「ケータイ見るな」って言われても見る人って。

思えば「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」の時も臨席の人がケータイを何度も見ていました。
注意したら上映後に逆ギレされるというオチつきです。

各映画館とも上映前にさまざまな注意を促します。
今一度この注意、しっかりみんなで守りましょう。

どうしてもスマホが気になるのであれば、映画を見にいくのはやめて円盤化やレンタル・配信開始を待つのがいいかと思います。

観劇後に原作を一気読みして、夏油傑に感情移入した。

観劇前の僕のステータスは、アニメを一周ちょっとしていた状況でした。
原作コミックスは「呪術廻戦」・「呪術廻戦0」共に読んでいません。

そんな状況で観に行ったので、既知の高専キャラや乙骨憂太くんら劇場から登場したキャラクターはある程度理解して観ることができたのですが、一人だけ理解できない相手がいました。

夏油傑(げとう すぐる)。

本作のヴィランボスです。
TVアニメとは異なり額に縫い目はなく、テンションもやたらと高い。
この差はなんだろうと非常に気になり、鑑賞後に電子書籍で原作コミックスを全て購入しました。

そして読み進めるうちに、僕はこの夏油というキャラクターにどんどん感情移入していくようになったのです。

夏油のキャラクターが掘り下げられるのは、主人公たちの担任・五条悟の学生時代を描いた原作8~9巻です。

学生時代の夏油は、ヤンチャしがちな五条にツッコミを入れる文字通りの親友でした。
それが、あるきっかけで「闇落ち」していきます。

ある時期まで夏油は「弱者救済は強者の責務」と考え、ヤンチャする五条にもそのように話していました。しかし、ある事件に関わったことで「一握りの強者が大勢の弱者から虐げられる」状況に直面し、自身の考えが大きく揺さぶられます。

そして、最終的には弱者を「猿」と見なし、強者だけの世界を作るという理想を掲げるようになります。
映画で登場する夏油は、この理想を煮詰めていった先にいる「出来上がった悪」の状態です。

この感覚に僕はある種の共感を抱きました。
たとえば定食屋さんに行った時、その定食屋さんの注文形式がタッチパネル式だったとします。
そうしたお店では、タッチパネルの操作を苦手とする性格・年齢層の方を往々にして目にします。
そうした光景を目にした時、「操作できないんなら来なければいいのに」という暗い感情を、どこかで僕は抱いてしまいます。
「できる/できない」の二分論で身勝手に相手を見下す、最低で自分勝手な考え方です。

こうした一方的で身勝手な感情を持つ自分に対して嫌悪感を持っていたのですが、映画を見た時点で僕は自分の感情と夏油の考えに共通点のようなものを見て、どこか彼を敵役として憎めなくなっていました。

そして夏油への共感は、原作を読んだ上でより強固なものになっていきます。

コミックス8〜9巻で登場する夏油は、映画に出てくる夏油よりも幾分落ち着いた性格をしています。
これは作品を描いた時間経過によってキャラクターが固まったためとも見れますが、あえて作中の時系列に当てはめてみると、「救われなかった夏油」という側面が現れます。

映画の時点で夏油の周りにいるのは、彼の支持者や彼が「家族」と呼ぶ仲間たちです。
五条にとっての夏油のように、疑問を投げかけたりツッコミを入れて気づきを与えてくれるような相棒はそこにいません。

夏油の正義を加速させる存在しかいない状況で、彼はどんどんブレーキ不在のまま自身の考えと行動を純化させていきます。
作中では描かれていませんが、彼を止める存在がそばにいなかったことから彼自身もう止まることも歩みを緩めることもできなかったんじゃないかと感じました。

そのように読んだ時、ふと夏油の置かれた状況や行動が自分の合わせ鏡のように立ち上がってきました。
僕自身も昨年家族の看病や介護に奔走し、コロナ禍第2波・第3波の中で外部サービスもなかなか使えない状況で、疲弊しているのがわかるのにどんどん自分を追い込んでいました。
「自分がやるしかないんだ」とまるで自分に呪いをかけているみたいで、原作を読み終えた後で再び読んだ「呪術廻戦0」のハイテンションな夏油に、強く感情移入するようになっていました。

どんな形でもいいので、もう一度見たい。

いまこの感想を抱いている状況で、もう一度アニメの「呪術廻戦0」を見直したいです。

感染状況が収まっていればもちろん映画館のスクリーンで見たいのですが、なにぶん東京は感染者数1万人越えの状況が続いています。

密を避けるというのであれば、朝早い時間帯なら近所のシアターに行くのもありかと考えています。
家から一番近いイオンシネマ調布トリエは、席間隔を開けているのでTOHOシネマズ渋谷よりも密は回避されていますし、早朝なら混み具合もさらに緩和されていそうです。

ただ、万全を期すのであれば、円盤化・配信開始を待つ。
現在の流行は感染力の高いウイルス株によるところが大きいので、自宅で楽しめるのを待つというのが状況的にはベターなのでしょう。

今回夏油に対して抱いた共感は自分の根っこの暗い部分に通じていて、そう簡単に拭えそうにありません。
待つのも一つの手かもしれない。

正直「話題作」を話題になっている時に見るのは苦手な方で、熱が幾分冷めてから見てもどこか斜に構えてみることが経験上僕は多かったです。
例えば近年のメガヒットとして話題に上がる「鬼滅の刃」は、正直そんなにハマりませんでした。

しかし「呪術廻戦」は違いました。
感情を大きく揺さぶるキャラクターと、骨太のストーリーライン。
何より原作の続きも、既に原作が描いたストーリーの映像化も、何もかもが待ち遠しいです。
現在進行形の流行への乗り方は今ひとつ分かりませんが、これからも物語の展開をいちファンとして楽しみにしています。

 



 

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