【短歌】くたびれて忘れ去られたトンネルに今日も射し込む都会の西陽【地下道】

短歌

 

こんにちは、taicchanです。

2021年春より短歌を始めたビギナー歌人です。
ずっと「定型を守る」ことだけを意識して1年間約750首の短歌を作ってきました。

この記事では、そんなビギナー歌人のtaicchanが日課として一日一首ペースでInstagramへ投稿している自作短歌を解説します。

僕と同じように短歌ビギナーの方にとって、創作のヒントになったら嬉しいです。

 



新宿駅が改装され、雨に濡れず東西を容易に行き来できるようになり数年が経ちました。
今までは南口から回り込むか、東口アルタ前広場から少し行ったところにある写真の連絡通路を通らなくては東西の行き来がしづらかったので、本当に大きな変化です。

学生時代から新宿に行くことは多かったのですが、学生当時に幾度も通ったこの道へ久しぶりに足をむけてみると、その人通りの少なさにびっくりしました。
こんなにもこの道を通る人は減っていたのか、と。

そんな気持ちが原風景となり、この短歌は生まれました。

ここ最近は推敲を重ねるよりもイメージ先行が多かったのですが、今回の歌は初作の出来があまり芳しくなかったので、ひさしぶりにねぶねぶと推敲を繰り返しています。

当初の歌は、

西東隔てた壁が無くなって 寂しい道に光だけ来る

新宿駅の改築の方にフォーカスを当てベルリンの壁に見立てて作歌してみたのですが、今ひとつ何が伝えたいのかぼやけているなあと感じ、即推敲。
2回目でできた歌が、

用済みのさびれた道へ変わらずに今日も射し込む都会の西陽

トンネル自体にフォーカスを当て、初作と比べて幾分しっくりきました。
下の句に関しては、この時点でほぼ完成しています。

下の句では、どんな状況になってもその場所がそこにあり続ける限り変わらない光景が見られるよ、というのを表したく、「今日も」と連続性のある言葉を選びました。
そして、トンネルといえば出口なので、出口の光をどう表現しようか考えた際に撮影した時間帯を考慮し「西陽」としています。

ここから、上の句をもう少し情緒的にしたいと考えて

  • くたびれた
  • 忘れ去られた

といった情景表現を用いてみました。
用済みとした場合主語が必要ですが、「くたびれた」「忘れ去られた」にするとその後に待っている「トンネル」に直接かかるのでつくりとしてもシンプルにできるかなと考えています。

 



 

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