【短歌】町田市民文学館ことばらんど「57577展」に行ってきました【企画展】

短歌

こんにちは、taicchanです。

2021年春より短歌を始めたビギナー歌人です。
ずっと「定型を守る」ことだけを意識して1年間約750首の短歌を作ってきました。

この度、ご縁があって町田市民文学館ことばらんどの企画展「57577展」(以下、57577展)に僕の短歌を展示いただきました。

この記事では、そんな企画展の様子をご紹介していきます。
一部展示のネタバレが含まれるため、まっさらな気持ちで企画展へ行きたいとお考えの方はブラウザバック、ウィンドウを閉じるなどこのタイミングで各自ご対応をお願いします。

逆に興味はあるんだけどちょっと踏ん切りが…という方が、ぜひ足を運んでみようというお気持ちになっていただけたら嬉しいです。



企画展の流れ:三層に分かれた展示方法

57577展 - 訪れてくれたあなたの足跡と共に続いてゆく物語(1月29日から3月27日)

57577展は入館・閲覧無料で楽しむことのできる企画展になっています。
一通り見てきた感想としては、「これ本当に無料でいいの?どこかに募金箱とかないかな??」と思うほど内容の濃い展示になっていました。

企画展自体は三層に分かれており、

  1. 選者の短歌から代表作を選出し、選者ごとにカラーを分けて展示
  2. Twitterで公募した作品を、短冊天釣り形式で展示
  3. さまざまなモチーフに短歌を載せた企画展示

と、ざっくりこのような流れになっています。

選者の短歌

今回企画展を実施するにあたり、公募作を選ぶ選者は4名の歌人が集まっています。

  • 岡野大嗣さん
  • 木下龍也さん
  • 伊藤紺さん
  • 鈴掛真さん

こちらの4名です。
順路としては、伊藤さん→岡野さん→木下さん→(一般公募)→鈴掛さんといった流れです。

それぞれの方の展示方法も異なっていて、歌人の色が見えて非常に面白かったです。
例えば伊藤さんの場合だと、

白壁・白柱にひたすら短歌が書かれているシンプルな作り。
文字もゴシック体で、ポップな印象を持ちます。

この伊藤さんの展示から岡野さんの展示に移ると、色使いや装飾の変化が手に取るようにわかり、目にも鮮やかで飽きのこない展開になっています。

そして木下さんの展示は、まるでレトロシネマのように自著『天才による凡人のための短歌教室』の冒頭が壁面に映し出され、その後もこちらの本の要所を追うような形で木下さんの歌が展示されていきます。

一般公募をすぎると、最後は鈴掛さんの展示です。
ここが一番びっくりしたのですが、鈴掛さんの展示方法はなんとショートフィルムでした。

10分強のショートフィルムの中で、鈴掛さんの短歌が次々と詠まれていきます。
セリフはなく、登場人物たちの声でシーンにあった歌が詠まれる情景はなんとも不思議な気持ちにさせられ、映像へとのめり込んでいきました。

このように、4名の歌人の個性が展示の方法からも色濃く出る、非常に尖った展示になっています。

一般公募の展示

Twitterで一般公募されていた作品たちは、木下さんの展示を過ぎたところで展示されていました。

選者の方が選んだ作品が短冊状になって天井から吊り下げられていて、短冊の形も各テーマごとに異なっています。
ちなみに僕の短歌が選ばれた「たべもの・のみもの」は雫の形の短冊でした。

一方、公募で集まった作品はリストアップされ、ガラスケースの中に収められていました。
なのでTwitter上で投稿をすると、必ず企画展にて展示されることになるようです。
こういう心遣い、素敵ですね。

正直、応募数はかなりの量になるので短冊は入れ替え制なのかなと思っていました。
しかしガラスケースの展示方法を見る限り、思わせぶりな空きスペースはこれから選出されてくるテーマの歌が収録されるんだということがわかります。

継ぎ足し形式で豪華に展示されていく。
ビギナー歌人にとって、これほど嬉しいことはありません。

モチーフ掲載短歌

一般公募を抜けると、モチーフ掲載短歌と鈴掛さんのショートフィルムブースが待っています。

モチーフ掲載短歌は、見ているだけでも面白い短歌ばかりでした。

  • 地下鉄の路線図に掲載された短歌
  • 駅の電工掲示に表示された短歌
  • 高速道路の標識に、音数と共に掲載された短歌
  • レシートに、さながら商品リストのように印字された短歌

どの展示方法も面白く、写真を出してしまうとネタバレになるのでこれはぜひ現地でご覧いただきたいです。

ただ、そんな中からあえてお気に入りを選ぶとすれば…この2つです。

「ぼうけんの書」ならぬ、「ぼうけんの首」。
そして、Wi-Fi Tanka。

どちらも、思わずクスッとしてしまう展示で、詠まれている短歌もまた展示にあった素敵なものばかりでした。

57577展に行ってみて

57577展に行ってみての感想ですが、冒頭にも述べたように「本当に無料でいいの?」と思ってしまうような、ボリュームもクオリティも大満足な企画展でした。

ことばらんどの2Fをまるまる使った企画展ですが、正直まる1日だって潰せそうな勢いで、とても一回の訪問では満喫しきれませんでした。

このあとも公募作がどんどん増えていくので、また折を見て足を運びたいです。

現在、岡野大嗣さんが選者となってテーマ第4弾の「眠り」が募集されています。

僕も、舌の根の乾かぬうちに応募しました。

この記事を読んで企画展に、あるいは短歌にご興味を持たれた方、ぜひ一首送ってみてはいかがでしょうか?



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