【短歌】僕の背に羽があったら あったなら どの方角へ機首を向けよう【プロペラ機】

短歌

 

こんにちは、taicchanです。

2021年春より短歌を始めたビギナー歌人です。
ずっと「定型を守る」ことだけを意識して1年間約750首の短歌を作ってきました。

この記事では、そんなビギナー歌人のtaicchanが日課として一日一首ペースでInstagramへ投稿している自作短歌を解説します。

僕と同じように短歌ビギナーの方にとって、創作のヒントになったら嬉しいです。



僕の住む調布市には、東京で3つある飛行場の一つ「調布飛行場」があります。
散歩に出ていると、ブーンとプロペラの音がどんどん近づいてきて、頭上をゆったりと通り過ぎていく…そんな光景に日々出逢います。

今日は散歩中ではなかったのですが、道中おなじような光景に出くわしました。
おそらく帰投中だったのでしょう、機体のシルエットはいつもより大きく、方角も飛行場を目指していました。

今まで何度かこのプロペラ機をモチーフに#instanka(instagram投稿時につけている「#instagram」と「#tanka」をくっつけた造語)したいなあと考えていたのですが、ゆっくりとはいえ動いている被写体を捉えるのは難しく、また捉えることができても機体が豆粒みたいに小さく写っているなんていうことがザラでした。

今回もプロペラ機を大きく見せるよう、写真は引き伸ばしたりトリミングして不要なところをカットしたりしています。

写真の準備もできて、いざ歌にしようとしたとき、はて何を歌えばいいんだろうということに気づきました。
僕の場合はあるあるの、モチーフは決まっているけどストーリーが決まっていないという、目的と手段があべこべになっているやつが起きていたのです。

しばらく唸ってみて、いっそのこと「歌うことなんて思いつかないよ」というこの状況を歌にしてみようと考えました。
そこそこ考えたことの痕跡として、「羽があったら あったなら」と空白&重複表現で強調をし、上の句で一種の溜めを作ります。

そこから展開する下の句では、写真に合わせて「機首」という表現を用いて、「歌いたいストーリーがーない=ゴールがない→向かう目的地がわからない」と転換して、「どの方角へ機首を向けよう」という形に落としています。

こういう力技は毎回は使えないのでしばらくは封印ですが、やってみると気持ちが案外スッキリするものですね。
ただ読み返してみると、Kinki-Kidsの「僕の背中には羽がある」とモロ被りしていることに気が付きました。あの歌は作曲がDEENやZARDに楽曲提供していた織田哲郎さんが担当されていて好きなのですが、頭を空にして何かを作ろうとすると自分の根っこにあるものにぐいぐい引っ張られていくんですね。

気をつけます。



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