【短歌】東風吹かばセイル(帆)を広げつき進む岸辺にて待つ人のもとへと【オマージュ】

短歌

 

こんにちは、taicchanです。

2021年春より短歌を始めたビギナー歌人です。
ずっと「定型を守る」ことだけを意識して1年間約750首の短歌を作ってきました。

この記事では、そんなビギナー歌人のtaicchanが日課として一日一首ペースでInstagramへ投稿している自作短歌を解説します。

僕と同じように短歌ビギナーの方にとって、創作のヒントになったら嬉しいです。

 



ちょっと春らしい歌を詠みたいなと想って作った一首です。
歌としては、多摩川散歩シリーズになりますね。

昨日散歩をしていたとき、初めて多摩川でウィンドボードで川をゆく人を見ました。
「これだ!」と思い、スマホでパチリ。
この光景をどうにか歌にしようと、散歩の後半はねぶねぶと考えていました。

ウィンドボードやヨットは波と風で進むので、どちらかを入れたいなあというのがまず思い浮かびました。
ちょっと前に梅の歌を詠んだのですが、

梅の歌で最も有名な歌といえば、

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)

という菅原道真の一首です。
梅が春の花ということ、そして昨日は最高気温が13度と比較的あたたかかったこともあり、道真の歌をお借りすることで春らしい歌にできるかと考えました。

なので、初句は最高の一首そのままに「東風(こち)吹かば」と入ります。

二句目の「セイル(帆)を広げ」はZARDの「夏を待つセイル(帆)のように」のオマージュ。
一首に別々の歌のオマージュを組み込む、オリジナリティーはどこへ行ったんだという歌です。

そこから先は、結句にいたるまでシンプルな情景描写にしました。
ちょうど写真にも岸辺に人が立っていたのと、最近詠んでいたうたが「大切な人を想うけど、その人に会えない」系の歌が多かったので、そろそろ「会ってもいいんじゃない?」と思って待ち人がいる終わりにしてみました。

いつも同じコースを歩き、風景もいつも変わらないものと思っていましたが、意外といろんなところで毎日は違うんだなということを感じさせられた一首です。



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