【スポーツ観戦】9回、正直驚きました。【日本シリーズ2021第2戦 東京ヤクルト】

スポーツ観戦

こんにちは、taicchanです。
※試合は京セラドームですが、画像は今季行った神宮での勝利シーンです。

勝った試合から振り返るというのはなんとも現金なのですが、とはいえ推しの大一番。
TV観戦していた日本シリーズ第2戦を振り返りたいと思います。(第1戦も息つく間のない投手戦だったのですが、スタジアム観戦で疲れていたのか寝落ちしてしまっていました…)

前日、11/20は推しが全敗。FC東京はひどい負け方をしたし(観戦記事をご参照ください)、海外サッカーの押しであるアーセナルはリヴァプールに完敗。東京ヤクルトもサヨナラ負けと、個人的に後味の悪い1日になってしまいました。

そんな燻った気持ちを晴らしてくれた第2戦、おもしろかったところも「おや?」と思ったところも、素人目線で振り返っていきます。

第1戦に続く投手戦を、まさか高橋奎二が繰り広げてくれるとは!

高橋奎二。
持っている素質は間違いなく高いんだけれど、制球力に難があり四死球でランナーをためて返される自滅型のピッチャー…というのがずっと僕が抱いてきた彼への印象です。この印象は、観戦していたテレビ東京の解説陣・中畑清さんやゲストの中日・福留選手もおっしゃっていました。

スワローズの歴史で行けば、石井一久さんに近いタイプの投手。一久さんの下位互換で、このまま二軍ローテになって2022~23年あたりに戦力外とかになるのかなあと、正直今年の中盤までは思っていました。

それが、後半戦に入り大車輪の活躍。勝ち星こそつかなかったけれど、9月の阪神戦では7回を投げて無失点(試合はそのままスコアレスドロー)。CSでは巨人のエース菅野投手(誤解を恐れずにいうなら「大嫌い」な選手)を相手に投げ合い、6回無失点で三振の山を築く大活躍。

僕が知っている高橋投手ではありません(大歓喜)。

この日、相手投手となる宮城選手は5回を投げてパーフェクト。高卒2年目らしからぬどっしりと構えたピッチングで、ヤクルト打線にファーストベースすら踏ませません。
その宮城投手と投げ合う中で、CS同様にストレートはガンガン走り、変化球もしっかりブレーキとコントロールが効いて、ランナーこそ背負えど出血に至らない投球を続けます。

この状況が、ボディブローのようにバファローズを苦しめました。セカンドベースまでランナーを進めても、あと一本のヒットが出ない。俄然、宮城投手への重圧は重たくなってきます。
もちろんそれは裏を返せば高橋投手も同様で、凌いでも凌いでも打線の援護がない。いつまで続ければいいのかと、プレッシャーはかかります。

そのため、先制点が非常に重たい試合になるなという雰囲気が回を増すごとに強く感じられました。

僕がスワローズの中で一番好きな選手・青木宣親選手の技アリタイムリーでその均衡は崩れ、高橋投手はエンジンフル回転の状況で投球を続けます。

その裏の8回、再び高橋投手はランナーを背負います。
この瞬間、「ああ、ここを抑えて9回で交代なんだろうな」とみている僕は感じました。事実、アウト一つを取ることに向けて高橋投手はギアを上げ、上位打線に入ったバファローズに向かっていきます。
残るスタミナを使い果たす勢いで全力の投球を続ける姿からも、9回のピッチングを考えているようには見えませんでした。

なので、9回、正直驚きました。
「え、続投?まじで?!!」と。
球数はそれまでのシーズンで見ても最多級、今までの高橋投手のプレーからしても出来過ぎなくらいの状況、後は後ろに任せてもいいんじゃないかと思って9回裏ハラハラと緊張していました。

そこから、8回を思わせる、いやそれ以上にギアを踏み込んだ投球。
バファローズはサヨナラにおあつらえの3番から始まるクリーンナップでしたが、ここをきっちり3人にに抑えて見事初完封。個人としても球団としても、完投を経験していない投手が日本シリーズで初完封するのは初めてのこと。
大一番で実力の最高を発揮する彼の大躍進に、心が震えました。

ピッチャーを楽にさせられる戦略を。

高橋投手が奮闘できたのは、彼が実力のマックスを出し続けたからですが、それを引き出したのは間違いなく扇の要・中村悠平捕手のリード。
相手打者ごとに球種・コースを変え、繰り返し当たるバッターに的を絞らせません。
ムーチョの愛称で知られる中村捕手、この一年で本当に覚醒しましたね。春季キャンプで臨時コーチになってくれたOB・古田敦也さんには足を向けて眠れません。

そして、高橋投手をはじめ、ピッチャー陣の覚醒には一・二軍ともに投手コーチの存在が大きいと感じています。

一軍では、2015年の優勝時の投手コーチコンビ、高津監督と伊藤智仁コーチがしっかりと戦略を練り、その薫陶をブルペンの石井弘寿コーチも受けて盤石の運用を進めます。
特に大きいのが伊藤コーチ。2015年指導陣解散後、独立リーグでの監督経験や楽天でのコーチ経験など、指導者として、そして戦略家としての引き出しを増やしてのヤクルト復帰。教え導く側の成長も大きく感じた2021年シーズンでした。

二軍では、横浜での監督経験や他球団での指導経験のある尾花コーチが就任。二軍に落ちた一軍投手が、尾花コーチの指導で再起し再び一軍のマウンドで躍動するという姿を、今季何人もの投手で見てきました。どんな指導をしているのか、非常に気になっています。

高橋投手自身、今季の活躍は後半戦以降。この尾花再生工場で開花したひとりなんだろうなと、僕は勝手に感じ取っています。

その一方で。

来年連覇するために、あるいはその争いに食い込んでいくために、絶対にメスを入れなければいけないのが野手の指導陣。

今年は切込隊長の塩見泰隆選手がサイクルヒットを記録し、若き4番・村上宗隆選手が本塁打王に輝くなど野手の活躍も目覚ましかったのですが、彼らの活躍の裏にあったのはコーチによる指導よりも先輩陣からのアドバイスでした。

塩見選手のサイクルヒットは、2015年に首位打者をとった川端選手からのアドバイスがきっかけ。村上選手は誰よりも声を出してチームを鼓舞していますが、それは半ばコーチに近い形でベンチをもり立てる嶋選手の影響だと明言しています。

投手陣がコーチたちによって才能を発揮したり、あるいは再起したりしているのに対して、野手陣にはそれが見られないのが非常に残念です。

事実野手陣の奮起は昨日の試合も後半も後半になってから。
松元打撃コーチ「打つコースを決めて、早打ちして」と細かく指示をしましたが、じっくりと宮城投手の球筋を見て作った四球と、これまた粘りに粘って球種の駆け引きを制した青木選手によるタイムリーが先制点を生み出しました。
早打ち指示を守っていたキャプテン・山田哲人選手やオスナ選手は宮城投手の前に全く通用していません。
戦略なんて、あったもんじゃない。

スワローズは2015年に優勝した翌年から一気にBクラス転落。2018年に一度2位になってクライマックスシリーズに行くも、ジャイアンツ菅野投手の前にパーフェクトに抑えられ、以降2年間は最下位と上下の振れ幅がシーズンごとに非常に大きいです。

FC東京の前節観戦記でも書きましたが、戦力(≒戦術)は戦略に敵いません。

スワローズがしっかり競合チームになるために、今年の成績だけを判断基準にせずにフロント陣には是非強いチームづくりができる組閣をしてほしいです。

明日22日からは東京に移ってのゲーム、ここからの展開が非常に楽しみです!

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