【短歌】北陸(ふるさと)を思わす空は春霞み紅梅の花あざやかに燃ゆ【春の空】

短歌

 

こんにちは、taicchanです。

2021年春より短歌を始めたビギナー歌人です。
ずっと「定型を守る」ことだけを意識して1年間約750首の短歌を作ってきました。

この記事では、そんなビギナー歌人のtaicchanが日課として一日一首ペースでInstagramへ投稿している自作短歌を解説します。

僕と同じように短歌ビギナーの方にとって、創作のヒントになったら嬉しいです。

 



久しぶりの多摩川散歩コースの歌で、多摩川散歩コースの歌の中では割と最近頻出している梅の歌になりました。
以前白梅の歌を詠んだ時に写真を撮ったスポットで、白梅の向かいに紅梅が咲いていたんです。
白梅は二月から花をつけていたので、結構時間差出ましたね。
ちなみにこの用水路と並行して走る道路は「桜堤通り」と名付けられ、いつものコースを少しずれると綺麗な桜並木があるとのこと。
来月あたりは、その風景も撮りたいなあと思っています。

今回の歌では下の句で勾配にフォーカスしましたが、その引き立て役となった薄い青空が作歌のきっかけになりました。

この歌は推敲を重ねた上で、白っぽい青空と紅梅の強い赤のギャップを詠もうという狙いを込め、上の句と下の句で情景描写をきっちり書き分けることにしました。

その上の句にあげた薄い青空は、かつて営業担当をしていた時に見上げた北陸・金沢の青空によく似ているように思えます。
北陸は曇天が多く、曇っていれば晴れ扱い。雨が多く、しかも断続的に降るのがやっかいで、当初担当が決まった時のイギリス好きな上司からは「ロンドンっぽい街だねえ」と言われました。
北陸で知り合った友人も、「学生の頃に大阪に行ったら青空が濃くて、金沢の青空が薄いことを初めて知った」なんて話していたのも印象的です。

僕自身は東京生まれ東京育ちなのですが、たった一人放り込まれゼロから人間関係をつくっていった北陸地域には並並ならぬ思い入れがあって、自分の第二の故郷として慕っています。
今回の歌で北陸の文字の上に「ふるさと」とルビを振ったのはそのため、そして使っているアプリのルビフリ機能を知るためでした。

下の句は上の句の「薄さ」に対して、真逆となる「濃さ」を表したかったので「色濃く」といった表現をいくつか推敲し、漢字とひらがなのバランスを取れる「あざやかに」という言葉を選びました。
「あざやかに」で五文字使っているので、最後の二文字は文語体で「燃ゆ」と落としています。

上の句と下の句でのカメラワークの切り替え、文字のチョイス、個人的には会心作です。
よくありそうな歌に落ち着きましたが、スタンダードをスタンダードとして作れるようになったのは嬉しい限りです。



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