【短歌】真夜中に揺れる大地の根元から四つ葉はきっと芽吹いてるはず【希望】

短歌

こんにちは、taicchanです。

2021年春より短歌を始めたビギナー歌人です。
ずっと「定型を守る」ことだけを意識して1年間約750首の短歌を作ってきました。

この記事では、そんなビギナー歌人のtaicchanが日課として一日一首ペースでInstagramへ投稿している自作短歌を解説します。

僕と同じように短歌ビギナーの方にとって、創作のヒントになったら嬉しいです。



2022年3月16日深夜、東日本大震災の余震とされる震度6弱の地震が、宮城県や福島県などの東北を襲いました。
僕の住む東京も震度4を記録し、真夜中に轟音と唸りがすさまじく、ベッドに入っていながらしばらく眠りにつけませんでした。
停電はしておらず、窓の外の灯りもいつも通り。ガスは無事に点き、水も蛇口から流れ、都市インフラを支えてくれている数々の屋台骨にとにかく感謝が絶えません。

僕は隣の市に実家がありそこで両親が住んでいるのと、北関東の某県に弟が一人暮らしをしています。
家族で組んでいるグループラインに安否確認を送ると、弟からは即レスが返ってきました。
両親からは夜が開けた今朝に長文のラインが来て、こちらも安心。ライフラインも、それぞれ何事もなかったとのことです。

今回の地震では福島以北への移動経路が車道・鉄道ともに寸断されたほか、東京都心部でも停電地域がいくつも発生し東日本大震災後最大級の地震災害となりました。
そんな中で何事もなかったというのは、本当に恵まれていたんだなと実感しています。

とはいえ、東北。そして仙台です。
僕は2017年初夏から2019年初頭まで仙台に赴任していたのでその街並みは馴染み深く、今回の惨事は他人事に思えません。
お住まいの皆様の日常が、一日も早く戻ることを何より願っています。

そんな願いを短歌にできれば、それも反戦歌のときのような臆病に斜めから逃げるのではなく、真正面から向き合った歌を詠めないかと思って作ったのが今作です。

街歩きをしていたら、商店街の道縁に雑草としてクローバーがこんもりと咲いていました。
四つ葉があるかまではわからなかったのですが、幸運を象徴する草木なのでこの草に願いを込めようと考えました。

クローバーが生えている大地は、昨日揺れた大地です。
僕らが暮らしているのもまた、同じく昨日揺れた大地です。
人々の生活を支え、そして脅かす大地。
もしそこに絶望があるのならば、きっと希望もあるはずです。

この歌では、上の句でネガティブな現状を提示し、掌を返すように下の句で希望を願いました。
それはシンプルに、現状に対する僕の願いでもあります。
新幹線は、いつ復旧するかわからない。
突貫工事の東北道も、完全復旧まではきっと時間がかかる。
人やモノの移動が難しければ、支援も難航する。
そんな厳しい状況は嫌というほどに突きつけられますが、それでもきっと何か良くなることがあるはずだと願いたい、そんな思いを込めています。

何一つ確かなことはありませんが、どうか昨日より今日、今日より明日が良い日であるよう、願っています。

 



 

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